3日連続 ラ・フォル・ジュルネ です。

marik02008-05-04

あと5日〜6日と二日間ありますが、
わたしはきょうでオシマイ。
見たい聴きたいはたくさんあるが、もうキリもないし。


ウチをちょいと出遅れてしまって
着いたら、地上広場でのアンヌ・ケフェレックさんのピアノは
ほぼ終わってしまってました。
ラストにサティのグノシェンヌを弾かれてました。
あ〜 ゆったりと きれいな響き。


午後3時半から、クリスティアン・ツァハリアス氏の
シューベルト、ピアノ演奏。
ドイツ舞曲&20番ソナタ
弱音がとてもきれい。
フォルテもぐんと響く。
曲の内面的なイメージもしっかりと 柔らかく 強く 描く 音楽。
かなしみ よろこび 夢や 希望や 絶望や。
憧れ、そして 愛 ……
このひとのピアノで、モーツァルトも聴いてみたい!


4時過ぎに終わり、4時半からのピアノマスタークラス*1の会場へと急いだのだが、
遅かった。
すでに会場内は、満席、立ち見もいっぱい状態。
あきらめて、無料演奏コーナーへ。
会場が広くて、ややこしくて、遠いので
けっこう歩かされます。
いい運動になるかな。


地下広場の会場で、シューベルト交響曲5番を聴く*2
おお、溌剌とした曲、キモチがいい。


その後、HISのコーナーでの
ピアノ演奏を立ち見で鑑賞〜♪
シューベルト即興曲90−3 と90−4。
そして、さすらい人幻想曲
歌が、真っ直ぐなテノールで歌われてるように
きこえてきました。
いいな、シューベルト
弾けたら、もっといいのにな、……難しそう。
さすらい人〜の曲は、シューベルト自身は弾けないくら難しかったらしく、
「こんな曲は、悪魔にでも弾かせろ」と言ったとゆうエピソードがあるとか。
と、ピアニストさんが言ってました。
えっと、確かお名前は、佐藤立樹さん。
慶応大学法学部を出られてから、フランスへ留学されたそうです。
http://artist-associates.co.jp/shinden2/10045-Sato.php



その後、地下広場で
再びレネゲイスバンドの演奏を聴けました*3
こんどはリラックスしたムードで、
近い距離で聴けて、ドラム缶の音がカラダにも響いてきた。
よく見ると、黒いスーツやドレスの下には
コンバースのカラフルなスニーカーが!
テーマポスターのシュベルトくんが履いてるのと同じ青色やら
黄色やら。
軍隊マーチと、未完成交響曲の第一楽章と、アヴェマリア
指揮者さんの表情がよくみえた。
白髪に、メガネ、知的な印象の、黒人のおじさま。
終始笑顔で、たのしそうに、タクトを振ってらして、
約18人(数えるのがヘタなんです)の楽団員は暗譜で
彼の指揮をみながら、音、響きをきれいに合わせてた。


たまたま、そこに来てた
赤ちゃん連れのご夫婦が
「よかったね〜 未完成にはびっくりしたね」と言ってたり
若いカップルの男性が
アヴェ・マリアには、涙でちゃったよ」と言ってるのが聴けて
こちらまでハッピーなキモチに。


会場を出たところに、レネゲイズの指揮者さんがいらして
とおりゆくお客さんたちに笑顔で握手されてたので、
わたしも、握手してもらいました。
にっこりわらって、しっかりと。
おおきくてやわらかくて すこしひんやりとした心地いい握手。
(握手フェチ? )


その後、地上屋外屋台のオム・トマト*4を食べてから、ホールB7へ。
夜8時半からショーソン・トリオ*5たちによる
ピアノ五重奏曲「ます」を聴く。
ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、がトリオのかっこいいお兄ちゃんたち。
ビオラコントラバスは、日本の奏者*6
息もぴったり、活きのいい溌剌としたシューベルト
それぞれの楽器が何をやってるのか、
どう からまって、変奏していくのか、
よく見ることができて、ワクワク。
なんと、イイ曲なんでしょうか。
いままで、ちゃんと、ライブで聴いたことはなかったので
面白く、堪能した。
名手たちによる演奏が聴けて、ラッキー。


終わってから、またまた地下へ。
いっぱい歩く歩く。
イベント仕掛け人、ルネ・マルタン氏のインタビューをやってる会場へ。
最後のほうしか聞けなかったんだけど、
はいっていったらばちょうど「ショパン」の話をしてた。
え? もしかしたら、来年のテーマはショパン??
あ、いやまだ、わたしの早とちりかも*7
ショパン〜〜 うわああ 聴きたいけど
来年のことなんてわからないよ。


9時半に終わり、
ちょっと最後に、島村楽器のコーナーに置いてある
500万円(!?)の値札のついたグランドピアノ*8
ちょこっとだけ触らせてもらっ*9
帰ってきた。
あ〜〜 イベントはまだやってるけど、終わっちゃったよ。
ふう これで また休み明けから
がんばろ……*10

*1:クリスティアン・イヴァルディ氏が講師。2日のマスタークラスの時も、この方でした。もういっぺん聴講したかったのですが、ザンネン。2日は人出もまだ少なめで、余裕があったから、よかったです。来年からは、もう少し広い会場でやってくれると、いいのにな…

*2:お腹空いたので、地下で売ってたミックス・ソフトクリームなめつつ。うまかった。300円

*3:レネゲイズ・バンドの無料演奏は、6日の午前11時からもう一回あります。(ただし、有料チケットの半券が必要〜 大きなホールでのコンサートはまだ当日券があるようでした) 

*4:ハイネケンの生ビール♪

*5:フランスの若手トリオ

*6:ビオラ 井上典子さん コントラバス 池松宏さん

*7:やはり早とちりっ(^◇^;) 来年のテーマは「バッハとヨーロッパ」→来年のテーマは「バッハとヨーロッパ」! - ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」2014 公式レポートブログ……だって。小曽根真さんが、もしかしたらゴルドベルグ変奏曲を?? ええっ? 聴きたいっ

*8:ドイツ製ザウター

*9:いい音!

*10:ピアノ? 仕事? 両方……