アレクサンドル・ルビャンツェフ&田部絢子 ジョイントコンサート

所沢 市民文化センターキューブホールへ、18日夜聴きに行きました。






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プログラム 
前半は絢子さんのヴァイオリン
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第一番 g-moll BWV1001
・ニコラ・パガニーニ 24のカプリスより7番、22番
・モーリス・ラヴェル ヴァイオリンソナタ


後半はルヴィャンツェフくんのピアノ
・F.ハイドン ピアノソナタEs-dur
ショパン バラード4番 f-moll
スクリャービン ピアノソナタ5番
パガニーニ作リスト編曲 大練習曲6番 a-moll
アンコールも〜♪
ドビュッシー 月の光
リムスキー・コルサコフ 熊ん蜂は飛ぶ
ショパンエチュード 25-12 大洋
あとふたつは、未知の曲*1


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まず、登場した絢子さん、裾におそらく和服生地をあしらった
ワインカラーのドレス姿が、か、かわゆい……
いっしょに聴きにいったもえもえとほぼ同じ歳。
バッハの無伴奏、しっかりした音、多声的な歌もきれいに響く
まっすぐな演奏。
じ〜〜んときました。
あ〜〜〜わかいのに こんなふうにバッハが弾けるんだすげえ。
パガニーニ、きっとヴァイオリンで弾くには超絶技巧な曲なのだろうけれど
余裕も感じた。


そしてラヴェルソナタ、この曲 好きな曲のひとつ。
とくに2楽章、うにょ〜〜〜んと身悶えするようにヴァイオリンが歌うところあるのだが
たまりません、うにょ〜〜んと歌っていてきもちいかった。
きっと後10年したらも〜〜っと色っぽく……
ラスト、リズムも音もびしびしっと決まり迫力満点、
聴いていて鳥肌たっちゃったです。
ヴァイオリン音楽の魅力を、存分にあじあわせてもらえて、ハッピー。


後半、ルビ君、ロシアでのニックネームはサーシャ。
にこにこ笑顔がかわいらしい、けど、背も高くて手足長くて
かっこいい(イラストの顔、変顔ですみません〜〜ロシア顔は難しいね)。
出だしのハイドンの和音にびっくり。
え、こんな風なハイドンって聴いたことない。
わかわかしいというのか、力強いってのか、ロシアろまん的というか。
どんなふうになっていくんだろ〜〜と、面白く聴きました。
ちょ〜〜ど、図書館から シフのハイドン借りてきて聴いてたばかりだったこともあり。
まったく違う曲のようでした。
しかし、タッチ、音量、リズム、迫力あります。


ショパンのバラード4番、弾き進むにつれて
どんどん熱さがましていくような。
ろま〜んちっく〜 な演奏。
わかい情熱ほとばしる。
これはきっと、ロシアもの、スクリャービンラフマニノフを弾かせたらすごいだろな、
とおもってたら
スクリャービンソナタ5番、すごかった。
響き、リズムの変化、がくっきりしていて、
狂気すら感じさせる独特の世界が、そこいらじゅうに溢れだす。
ルビくんの音楽世界にぴったり! というかんじ。


その勢いはとどまることなく、
次の大練習曲へ。
いやあ、ド迫力。
小ホールで聴くのがちょっともったいないかんじ。
大ホールで、最高級(?)のスタインウェイ(あ、べつにヤマハでもカワイでもベーゼンドルファーでもいいけど)で
聴いてみたい。


アンコールもたくさん弾いてくれました。
まだまだもっと弾けそうな、勢い。
エチュード大洋が聴けて、うれしかった。
怒濤のよ〜〜な音の洪水のなかからちゃんと
歌の流れもしっかりきこえてきた。
う〜〜む、しろうとがコレ弾くとだだうるさいだけなんだよね。


熊ん蜂〜は、よくくるくると指まわる、しかも軽やかで。
ラスト2曲は、リズミカルで楽しげな曲。
なんの曲だろ〜〜? 


終演後、おふたりは会場出て右のロビーにいらして
いろんなひとにサインしたり握手したり。
わたしもしっかりと
サインを……チケットの半券のウラにしてもらいました。
写真も、娘のもえもえにたのんでいっしょに撮ってもらったよ。
握手もしてもらったし、
絢子さんとはお話もちょこっとできたし。


大コーフンしてしまった。
もえもえに「おかあちゃん、挙動不審……」と
クールにいわれてしまいました。
いや、ほんとに、しあわせ〜〜な夜でした。
はふうううう……♪

*1:ロシアの曲?