アルゲリッチが贈る ４人のピアニストたち を聴きに行く。
プログラム、書くのはタイヘンなので、メールで送られてきたモノを
コピー＆ペーストします。
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【酒井 茜】
武満徹 ：雨の樹素描U−オリヴィエ・メシアンの追憶に−
ベートーヴェン：幻想曲 op. 77
ベートーヴェン：ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 op. 27-2 「月光」
プロコフィエフ：「ロメオとジュリエット」からの10の小品 op. 75より
1.民衆の踊り 2.情景 4.少女ジュリエット
ショパン ：マズルカ ロ長調 op. 63-1
ショパン ：バラード第1番 ト短調 op. 23
【イム・ドンヒョク】
シューベルト ：即興曲集 D. 899，op. 90
プロコフィエフ：ピアノ・ソナタ第７番 変ロ長調 op. 83 「戦争ソナタ」
【アレクサンダー・グルニング】
ショパン ：ポロネーズ第7番 変イ長調 op. 61 「幻想ポロネーズ」
ドビュッシー(ボルヴィック編)：牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー：前奏曲集第1巻 より
野を渡る風／帆／音と香りは夕べの大気に漂う／西風の見たもの／
亜麻色の髪の乙女／ミンストレル
ラヴェル ：「鏡」より “道化師の朝の歌”
グルダ ：プレリュードとフーガ
【ポリーナ・レスチェンコ】
J.S.バッハ(ブゾーニ編)：シャコンヌ
J.S.バッハ(フェインベルク編)：トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV529より ラルゴ
リスト ：パガニーニによる大練習曲 S. 141より 第6番 イ短調
ショパン：アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22
アンコールに、クライスラーの「愛の哀しみ」をラフマニノフが編曲したもの。
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ひとりあたり、約５０分。
いやあ、堪能しました。
これで3000円は、お得です。
早めに席をネット予約したためか、なんと１列目の８番という席。
音を楽しみたい人にはつらいかも、の席ですが、
ピアニストたちの手や足、息づかい、背中の動きまでみえて、最高でした。
首が痛くなりますが。
それぞれ個性的な音、タッチ。
武満徹からベートーヴェン、ショパン、ドビュッシー、ラヴェルにシューベルト……たまりません。
酒井茜さんの響き、武満徹の「雨」の雰囲気に合ってる気がしました。
ベートーヴェンの幻想曲、はじめて聴きましたが面白かった。
ショパンのマズルカ、いったん彼女のなかで再編成されて音が出てくるようで、新鮮。
きれいきれい〜に聴かせようとしてるより、
自分の音、と対話しながら弾いてるみたい。
さばさばっとしたボーイッシュな雰囲気も印象的。
イム・ドンヒョクくん、いやあ音がしなやかきれい。
指もほそくてきれいな動き。
手首もやわらかそう。
ネットで聴いてたときも感じてたのですが、生音できくとさらに
ひとつひとつの音の粒のクリアさに、惹かれます。
シューベルト、そしてプロコフィエフ。
対照的な音楽を見事に、真っ向勝負で弾ききってました。
これからもずっと聴き続けていきたい、音楽。
グルニンクさん、がっしりとした体躯。
演奏も、がっちり響かせていく。
前半、聴き疲れもあってか正直ドビュッシーは眠くなってしまったんだけど、
後半、ラヴェル、で目が覚めました。
グルダのブレリュードもよかった。
淡い色彩の、繊細な曲よりは、溌剌リズムが跳ね、舞踏する曲のほうが合ってるのかも。
ピアソラも弾かれるそうで、それも聴いてみたい。
そして、びっくり圧倒的だったのが
ポリーナ・レスチェンコさん。
音のド迫力と技術に圧倒されました。
それでいて、音がきれいに響いてくる。
見た目、金髪美女、しかも堂々とした「かっこいい〜」オーラがバリバリでてる。
黒のジャケットに、水色のパンツ、そして
素足にサンダル（つっかけタイプ？ かな。赤いペティギュア）のような靴をはいていて、びっくり。
超絶難曲を、弾きこなしてしっかり音楽を聴かせる力量。
ふはあ〜っと驚いたまま、最後まで圧倒されました。
アンコールの曲、きれいにメロディが鳴り、じんわり。
ううむ、まだまだたくさん
すごいピアニストさん世界にいるようです。
音の声を聴く、茜さん。
マイニチ聴くのだったら、イムくんの音楽。
ダンス気分に、グルニングくん。
音楽世界にどっぷりひたれる、ポリーナさん。
このコンサートはテレビ録画されて、
来月NHKのBSハイビジョン＆BS2の「ぴあのピア」で放映されるそうです。
司会は、武満眞樹さん*1。
ちょうどわたしの席の目の前で、
演奏後ひとりひとりのインタビューを観ることができて、うれしかった。
イムくんの髪がなぜかブルー…その理由とかもインタビューしてました*2。
