午後から芸術劇場へ

娘らの通ってた高校の
ふたりが所属してたオーケストラ部が
ヴァイオリニストの五嶋みどりさんが参加されてる
「ミュージック・シェアリング」のコンサートに
出演する、というので聴きにいった。
場所は池袋の東京芸術劇場大ホール。


他にも、松戸青少年交響楽団、多摩ユースオーケストラ、
仙台白百合学園中学校・高等学校オーケストラ、も参加。
全国のアマオケや学校を、みどりさんが訪問して
いっしょに演奏したりレクチャーをして、
ともに音楽を共有することを楽しみ、ひろげていく。
そして、そのヒトビトと、協演をする。
http://www.gotomidori.com/foundation/frame/f-news.html


娘らがいて、たまたま行った高校にオケ部があって
たまたまふたりとも入って活動して、
そのつながりで、きょう、このコンサートを聴くことができた。
なんとなく、誇らしいようなキモチになったよ。
もう2〜3年前だったら、娘らもあのステージにのったんだろうけど、惜しい……。


それにしても、どの団体も、うまい。
というか、いいえんそう。
音楽にココロがこもってるというか、響きがきれい。
音程の微妙なズレやなんかは、ちっとも気にならない。
たのしさ、よろこびがつたわってきて、共有できる。
音楽って、いいな。


五嶋みどりさんのヴァイオリン、芯の強い、よく徹る音。
ふっ、と最弱音に息をひそめるときも、
すーーーっとどこまでも音が届いていく。
甘ったるい弾き方をする、きれいなだけのヴァイオリニストはあまりすきじゃないけど、
五嶋みどりさんの音、音への姿勢、厳しさ、真摯な姿勢にぐっときました。
はあ……すごいひとです。


みどりさんは、多摩ユースオーケストラと
ヴィヴァルディの四季から「夏」を演奏したのですが、
ヴァイオリンはもちろんすばらしかったのだけど、
二重奏を奏でていたチェロの女の子の音が、しっかりきれいに響いていて
ききいってしまった。
プログラムに文章も書いていて、コンサートの幕間のインタビューにも
しっかりとした自分の言葉で答えていた子。


白百合の子たちは、全員セーラー服の女の子ばかり。
中学生もいて、初々しい。
ベートーヴェンのピアノコンチェルト1番の3楽章を、
ピアニストの及川浩治さんと協演。
弦楽器がきれい。
音の流れもよかった。


さて、富士高校。
チャイコフスキー交響曲1番から1楽章と4楽章を演奏。
ヴァイオリンやチェロ、ビオラなど、
ほとんどが高校入ってからはじめて楽器を手にしたような子ばかり。
2年生と3年生中心とはいえ、
なかなか音程をとるだけで、タイヘンだろうとおもう。
ゆうなはセンパイとして「客観的に聴けない、緊張するよ〜」と言ってた*1


おお、なかなかかっこいい、というか
はつらつとしてキモチがいい演奏。
高校生たちの生命力が響いてくる。
いいな〜わたしもオーケストラ楽器をやってみたかったな。
ピアノは、どっちかっていうと、合奏用ではない。
ほとんど個人芸の世界。
あの、ホルンとか吹いてみたいな〜
きれいな音を出すだけでも、難しいらしいけど*2


ちょっと風邪気味。
曲の途中で咳き込んでしまって、焦った。
あたまもぼうっとする。
はじめて選挙権を持って投票したがってるゆうな*3
帰りがけに投票してきた*4
きょうはずっと雲がぶあつく頭上にある。
この天気のせいもあるのだろう。
ぼうっとする、いつもぼうっとしてるけど、2〜3倍くらい。
悪化しないようにしなくては、あした、つらくなりそう。

*1:演奏が終わったあとにも、「もうちょっとみんな音を出して〜メロディをきかせて〜」とコメントしてた

*2:プロでさえ、音をはずしたりしてる

*3:ハタチになったからね

*4:都議会選挙