神尾真由子 チャイコフスキーコンクール 凱旋コンサート & ワセオケ 早稲田大学創立125周年記念イベントコンサート 第九演奏会

長いタイトルになってしまった。


たまたまですが
午後にふたつのコンサート。
神尾真由子さんが、サントリーホール
チャイコフスキーコンクールのファイナルで演奏したシベリウス&チャイコを弾く
というので、聴きにいってきました。
チケットはすぐ売り切れたみたいです。
http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/sponsor/071021.html




新装開店したサントリーホールに行ったのもはじめて。
でもあんまりなにがどう「良く」なったのかはわからず。
ステージ横の客席が増えたような。
あそこの前のほうに座ってみたいな。
女子トイレはちょっと、動線を考えたらば
もっと洗面所の通路幅を広くしないと、人と人とがぶつかる。
トイレは改善されたんだろか? ホールだけかしらん?



神尾さんの力強いヴァイオリン。
どうどうとあふれ出す音色……つねに全力疾走しているような。
シベリウスチャイコフスキーも、
熱いロマンチシズムが、うねるように流れ出す。


少々疲労気味だったわたしは
ふと気付いたら
音楽とはとおいイメージのなかに。
うむむ……もったいない。


会場はお客さんでいっぱい。
老若男女、親子づれ、さまざま。
音楽評論家っぽいヒトもちらほら。
日曜日だったからか、ご夫婦連れも多くて
私は両脇を年配ご夫婦に挟まれました*1


神尾真由子さん、これからも聴き続けてみたい。
ちょっとホットになったアタマを冷やそうと
虎ノ門まであるく。
そして早稲田へ。
夜7時から、文学部キャンパスの
記念講堂で、ベートーヴェンの第九を演奏。
もえもえと彼氏Oくんと待ち合わせていく。
講堂では自由席。
ずらりとすでに長い列ができていたので、早々にならぶ。


でっかい体育館のようなところ(実際体育館でもあるのだが)。
フロアにはパイプ椅子がずらり。
ステージが良くみえるだろうと、体育館脇の2階席前方に座る。
ふとみると、でっかいスピーカーがっ。
え〜〜? スピーカーで? 
ステージには何本もマイクが立ってる。
うわ……電気音苦手なんだがと、後悔したが
はじまってみるとそんなに大音量ではなく、
なかなかクリアな音が左からどーんと聞こえてくる。


左側からスピーカー音、前方からは生音……という
面白い状況で、第九を聴いた。
イイ曲だな……オケの動きもよく見える。
若いヒトタチの演奏は、リズムのキレがよく、そして熱い。
弦楽器の音も、どんどんキレイになってきてる。
木管パートもキレイに合ってるし、バランスもいい感じ。
そしてびっくりするのが
ホルンの音の軽やかさ、うまさ。
身内びいき、かもしれないけど、ホルン
昼間聴いたプロの音に決してひけをとらない。


第九、各楽章ごとに魅力があって、ラスト4楽章へと次第に流れていく。
合唱は、約300人はいたでしょうか(多すぎて数え切れない)。
感動して目が痛くなりました。
ん〜〜これをもっと、ちゃんとしたホールで聴きたい!
でも、でっかい体育館での観賞は
なかなかキラクで、却って集中して楽しめた*2
ぶらぼ〜〜♪
 


帰りは、もえもえとOくんと3人で
中野の焼き鳥やさんで、飲み食い。
たのしくて、おいしく、うまかった……なんというか
瞬間的シアワセが、たくさん味わえた一日。
さあってっと、明日は仕事するぞ〜〜*3

*1:実はお隣のご婦人が膝の上に置いてらしたハンドバッグの金具に、ホールの天井のライトが反射して、ちらちらきらきら目に入って、気になってしまった。すみだトリフォニーの、バルコニー席を体験したあとだけに、その落差に慣れず。ああ、なんっちゅうか、ゼイタク環境に慣れてしまった? 困ったもんだ、もったいなさすぎ……

*2:娘が熟睡しようが、娘の彼氏がいびきをかこうが……(はた迷惑?) 全然オッケー、でした(^◇^;) 

*3:と、いいつつコレ書いてます。現在22日の午後3時半