浜コン セミファイナル1日目

アレッサンドロ・タヴェルナさん、イタリアのひと。
おおきなカラダ、大きな手。
メシアンに、ぐっときました。
ああ……生演奏で聴いてみたい。


大曲ばかり弾かれたせいか、
ラスト、プロコフィエフソナタ8番で、時間切れ……おお
会場からも、おおと、ため息が。
ベルならすのもまた、つらい?



野木成也さん、展覧会の絵
弾ききった〜! という姿がすがすがしかった。
武満徹さんの曲、響きがうつくしくて、余韻を堪能。




ジェームス・ジェ ウォン・ムーンさんの
ラフマニノフ前奏曲ニ長調Op.23-4……きれい。
まえのかたが同じ曲を弾かれてましたが、
こちらのほうがわたしごのみ……です。
語るような音楽。
バッハも、ハイドンも、よかった。
選曲が好みだわ〜〜(でも…)


おお、ラフマニノフソナタ2番。
こ、これも、ああ、もうたまらないっ(何が?)


号泣


このひとのリサイタルも、聴いてみたい。



そして、15歳韓国のチョ・ソンジンさん。
……絶句
すごい。
うまいだけじゃなくて、
自分はこの曲を「こう弾きたい」という意志を強く感じる。



ショパンスケルツォ2番、よ〜〜く知ってる曲なのだが
とても新鮮、ああ、こうやって弾くのだ……
左手アルペジオから、このメロディを浮かび上がらせるのだ〜! と
がつんがつん、やられました。


音うつくしい、手がとても柔らかくて、しなやか。
そら恐ろしい15歳。


うわ、……すごい すばらしい*1
にんげんわざとは……
ラヴェルの水の戯れ、やわらかくながれるおと、いったいどうやったらあのような音が。



ラストのリストはもう、姿勢を正して見入ってしまった。
……
演奏後、ブラボーの声があちらこちらから響いてた。
もうすでに、大家の貫禄すらあります。
こ、これからがたのしみすぎる、15歳(ってまだ、少年だよね……ううう)



彼がすごいのは、
モーツァルトモーツァルトショパンショパン
ラヴェルラヴェル、リストはリスト、しっかりそれぞれの魅力を
存分にひきだしているところ、そしてさらにそれを
自分の「音楽」自分の「音」として
表現しているところ。


天才〜!



いままでの演奏はこちらから視聴できます


チョ・ソンジンさんのピアノ演奏、
もういちどみなおしてしまいました。
あらためてみても、ううむ、スゴイなと感嘆します。
しなやかで、力強くて、歌うピアノ。
まだのかたはぜひ、ネットで視聴してみてくださいませ。
おすすめの名演です……ふう


で、でも
このみのタイプのピアニストは
もっと変態…じゃ、じゃなくて、変人……いや、えっと
個性的っつうか……ま、いいや……


明日の演奏も楽しみです。
えっと、とくにエルマール・ガサノフさんの
シューベルトピアノソナタ20番〜が気になります。
浜松国際ピアノコンクール




http://www.piacon.jp/

浜松国際ピアノコンクールのHPから、
Silverlight3プラグインのインストールをすれば、みられます。


こちらで、演奏者たちの演奏レポートや、演奏者たちのコメントが読めます。

浜コン:3次予選1日目レポート | 2009浜コンレポート | ピティナ・ピアノホームページ

*1:聴きながらかいてたので、感嘆言葉が多いです