ゴルドベルグ弦楽演奏会

夜、オペラシティで
ゴルドベルグ変奏曲の、弦楽による演奏会をききにいく。
あの、バッハのチェンバロ曲を、
ドミトリ・シトコヴェツキーというひとが
弦楽トリオに編曲したもの。


チェロを、名手ミッシャー・マイスキー
ヴァイオリン、ジュリアン・ラクリン(1974年生まれ)。
ヴィオラ、マキシム・リザノフ(若手)。


休憩なしのコンサート。
第一音が、しずかに奏でられた瞬間から
ひきこまれました。


マイスキーさんのチェロが、低音をしっかりと
それでいて軽やかに支えてる。
ヴァイオリンも、ヴィオラも、のびやかにうたってる。
終わり頃の変奏で、ヴィオラとヴァイオリンだけのかけあいのときに
マイスキーさん、たのしそ〜に、それぞれのほうへ
顔を向けてカラダを揺らしていました。


ラストのアリア、
ステージの照明がすうっと落とされ、
最後の音が消えると同時にホールが暗くなった。
じんわりとあたたかい感情につつまれました。


とても幸福で、ぜいたくな時間をあじわいました*1


帰りは、バスに乗って。
ウチへ帰ったら、のだめカンタービレをやってた。
後半途中からみたけど、
千秋とのだめがいっしょにモーツァルトを弾くところで、
ちゃんと合わせた演奏がされていて感心。
いままでのドラマだと、ピアノ演奏が嘘くさかったりしたものだが。
そのあたりは、プロがしっかり関わっているみたいで、
これはけっこうこのあと、はまりそう〜 楽しみ。


2台のピアノのための曲、弾いてみたくなってしまったよ。
ああ、いかん。
そんな場合じゃあないよ。
道楽もほどほどにしないとな……


夜中、ぐいっっと、現実にひきもどされました。
えっと、もっと、ちゃんと。


どこへむかっていこうとしてるんだろか。


めざせ〜! ゴルドベルグ全曲演奏〜! って、
これ後半、ますます難しくなっていきそうな……。


仕事も、絵も。
音楽も。
あれもこれも。
欲張りなくせに、ナマケモノですし。


ゴルドベルグ弦楽版↓ 最近発売されたばかり

バッハ:ゴルトベルク変奏曲

バッハ:ゴルトベルク変奏曲

*1:終演後、しっかり新譜のCDも購入してサイン会の列に並ぶ。ミーハーをやりました。ふふふ〜。ヴィオラのお兄さん、美形……。プログラムパンフとCDと両方にサインしてもらったよん〜。「サインはひとつだけで……」と事務所の人にいわれたのだが「でも、このCDにはヴィオラの彼は演奏してないから」と、主張〜。するとしっかりちゃっかり、それぞれに3人とも書いてくれ、うれしかった。ああ〜ずうずうしい日本のおばはんになっちゃったよん〜 ほほほほ〜い。CDでは、ヴィオラは日本人の今井信子さんが演奏されています。