庭園美術館

送られてきたパンの資料を読む。
白神こだま酵母のパンの本がおもしろい。
へぇ〜〜っ
あの、白神山地のブナの森の腐葉土から
採取した酵母に、そんなチカラが!
縄文時代から深々と眠り育って生き続けた酵母
そのなかからパンに最適で、つよ〜い酵母を見つけて
そだてて培養。
国産小麦でもやわらくふくらむ、森の酵母だそうだ。
ううむ、欲しい。
東急ハンズで売ってるらしいので、こんどいってみよう。


なんてはまってたら一日が過ぎていく。
夕方もえに誘われて
目黒庭園美術館へいく。
庭園植物記展をやってる。
http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/botanical/index.html
チケットを買ったら「花柄のモノをみにつけているか持っていらしたら、割引ですよ」と
いわれて、服をみたりするが、ナイ。
もえも、ナイ。
「ハンカチでも…」と言われて見たら、ザンネンきょうはミッキー柄*1
後でチラシをみたら、ちゃんとその旨を記してありました。あ〜あ、ちゃんとみろよ。


庭園美術館は、建物自体のデザインも面白くて
何度きても見てもあきない。
植物記展、オブジェあり、アラーキーや蜷川さんの写真あり、
牧野富太郎の植物画もあり、みごたえありました*2
華道家の前衛的な作品を写真にとらえたものも面白かった。
たくさんのカーネーションや真っ赤なチューリップを
ぎゅうぎゅうにつめてつめこんで真っ赤な汁をしたたらしめたような作品を大きな写真にとらえた作品がとても印象的。グロテスクで、生命力があって、死を思わせる。内蔵のような、血のような、肉のような、死体のような、イノチそのもののような。


ああ、いろいろ、おもしろいものたくさん、あるんだよね。
発想のすごさや、こだわりの深さ。
とことんとことんいっちゃってる人たちの手による、切り口鋭い世界。
くらくらしてくる。
美術展はつかれます。


帰りがけ、なにやら隣接する建物でイベントをやってるもよう。
たくさんのカメラマンたちや、ドレスを着たひとたちがみえた。
何をやってるんだろう??
わたしの生活している世界とは、違った次元の人たちの集まりにみえた。
よくわかんないけど、ね。
じ〜〜っととおくからながめてたら
「帰ろうよ」もえに促される。
うん、帰ろう。
てくてくあるいて電車にのって、いつものミスド
いつものスーパーでお買い物。
そしていつもの、ブタしゃぶ。
ブタしゃぶといっても、メインは野菜。
だいこんにんじんほうれんそう、えのきにしいたけ、おもちにとうふ。
いただいたばかりの新米「キヌヒカリ」を炊く。
炊きたてはほんとうにおいしくて
ついつい食べ過ぎてしまうのでした。

*1:もえはそもそもハンカチを持たない

*2:むかしの日本のコトバ表記が味わい深い。沈丁花は「じんちょうげ」ではなくて「ぢんちゃうげ」なんか、いいかんじ。女郎花は「おみなえし」じゃなくて「をみなへし」雰囲気あるな〜〜