脳味噌発酵(あるいは腐敗)

だんらくこして
ひといきついて
さて さて さて さて
すこしは変化したのかと
成長はしてるのかなと
ふりむいてみてもそこには
なにもない


脳味噌ン中の記憶だけがたよりなんだが
それくらいたよりにならぬものもない


さて はて いったい
どこむいてどこへいくのかな と
前をみすえても
そこにはな〜んにもない


目的らしきものは
脳味噌ン中にあるような気がして
かきまわしてみるのだが
それはみちしるべなのか
逃げ水なのか わからぬままに
一歩 二歩 てくてく進む


おっともしやここからは
立ち入り禁止か
あるいは足をとられて動けぬか


など はて さて いつまでたっても
ハードルのまわり
入り口のまわりを
右往左往 ぐーるぐる


これらもすべて脳内幻想
なのだ
そう そう 夢の中で怖いおじさんに
怒られましたよ


脳味噌発酵あるいは腐敗
食えれば発酵
腹下せば腐敗
大差ない 苦しゅうないぞ
ばかいってんじゃないぞ