正しくは、「フィンランド放送交響楽団」のコンサートに行ってきました。
ホールはミューザ川崎シンフォニーホール。
指揮、サカリ・オラモ。
すばらしかった。
表現力の豊かさ、その迫力に、圧倒されました。
曲目は、ブラームス「悲劇的序曲」
チャイコフスキー「ロココ風の主題による変奏曲*1」
トランペット独奏は、セルゲイ・ナカリャコフ。
あ、いまチラシをみたらトランペットじゃなくて
「フリューゲルホルン」って書いてありました。
どうりで、ホルンのような柔らかな響きがするとおもった。
とっても軽やか、心地いい音色。
いっしょにいったもえもえは、どうやら心地よすぎて熟睡……したもよう。
アンコールに、バッハのG線上のアリアをオケといっしょに。
のびやかでここちいい音色。
後半は
シベリウス交響曲第2番。
出だしからその世界にひきこまれる。
なんてイイ曲なんだろう! シベリウス。
3楽章あたりから、じ〜んと、うるうる、目が痛くなる。
入魂の演奏。
ちょうど指揮者さんの表情が良く見える席。
音の表情の変化、間の取り方も絶妙で息を呑む。
ラスト、終わってしまうのがほんとうに残念、ああもっとこの世界を。
アンコールは、ペールギュントの「朝」
そして
たぶん十八番(おはこ)のシベリウス「悲しきワルツ」
胸に迫る演奏。
弦楽器たちで響かせる、絶妙なピアニッシモ。
終わった後、オケのメンバーたちが
お互いの健闘をたたえ合うみたいに
肩を抱き合っていたのが印象的でした*2。