ふつかよい

昨夜はビールを飲み過ぎた。
ここのところしばらく原稿描きでウチにこもっていた。
ん〜でもなかなか集中できない、はかどらない。
ちょっと発散したいな……と
新宿へ行き、もえとマイシティをうろうろ。
Tシャツを買う。
それからもえとはわかれ、
友だちの個展会場へ。
すでにそこは「居酒屋」(?)状態。
ビールにつまみ……。
会場後は「さくら水産」へ。
なんだかひさびさ開放的な気分になって
ビールごくごく、ちょっとはしゃぎすぎたかも……


んで、今朝はちょっと頭痛。
反動でけだるい気分。
でもなんとか今日中に、ペン入れを一段落。


夕方の地震には、びびりました。
ぐらっときて、おお、とおもってたらかなり
ぐらぐらぐら……わあ、この部屋の本が崩れてきたら
危ない! わたしは埋まってしまう〜、と
台所へ避難、でも、もし食器が落ちてきたら危ない。
食卓の下に隠れる。こ、怖いよ。
食器も本も落ちなかったけど。
すぐ、テレビをつけて情報をみる。
おや、女子サッカーやってる。
ちょっと余震、のたびにビクビク。


よるNHKでふたつ、ドキュメンタリー番組をみた。
ひとつはアフリカのナイジェリアの油田をめぐるもの。
たっぷりの石油資産が沸く「村」のひとたちはその豊かさを享受することもなく、貧困のまま。
むしろ油田の汚染で漁業や農業にも悪影響。
石油の利益は、先進国(アメリカなど)や、
ごく一部の人たち(賄賂が横行してるらしい)にいってしまって、
ますます貧困層の人口が増えるばかり……。
資源の奪い合い。力のあるモノ、国ばかりが豊かになっていく、不条理。


グローバル化する世界の矛盾、ひずみがそこにふきだしている。
虐げられてる部族の若い血気盛んな男たちは
武器を手に、闘うことしかできなくなっていく……。
追いつめられていく。


もうひとつは、
自らの癌闘病記をウェブ日記で公表し
本にもなった、フリーライター(そして作家)のドキュメンタリー。
ことしの4月に亡くなられたばかり。
ロックな生き方、美学を持っていて、
お涙ちょうだいの同情を嫌い、哀れまれることも嫌い、
自分らしくつっぱしって生きようとしてる、のだけど
ちょこっとみえる弱気なところ、乾いたユーモアが
彼の生をよりゆたかなものにしているようにみえた。


いつか死んじゃうんだということを。
彼は学生たちの前で
「きみたちはまだ夏休みがたっぷり残ってるのだけど、
ぼくはもうゴールデンウイーク分くらいしか、もう、休みが残ってない、ってことかな」
と、自分の余命があとすこしと宣言されたことを、そう表現していた。


まだまだ夏休み、たっぷりあるような気がしていて、
ああ、その夏休み、あっつい夏休みのりきっていくことにたいして
うんざりもしてるし、不安も感じてるんだけど、
あれ、と気づいたらいつのまにか、夏も終わりになってしまってるのかもしれない。