カブトムシおじさん

きょうは取材で、ふたつの小学校へ。
午前は千代田区麹町小学校、
午後は松戸のほうの、聖徳小学校。
いずれも、「カブトムシおじさん」の取材のため。
このおじさん、九州の酪農家の方なのですが、
牛糞や木のチップなどなどの栄養たっぷりの堆肥に
自然にあつまってきて、卵を産むカブトムシたちの幼虫を、
全国の小学校などに配ってるヒト。
昨日夕方のNHKTV全国ニュースでも
「世田谷区の小学校に、カブトムシを贈ってくれたおじさん」として
報道されていました。


もう、子どもたちの反応が、すごかった。
おじさんはクワガタ*1
子どもたちにプレゼントしてくれたのだけど、
眼前にクワガタが現れたときの反応! うわあ〜っ!
なかには飛んじゃうヤツ(クワガタくん)もいて、
「きゃ〜〜〜〜〜っ」と大歓声。
怖がってるわけじゃなく、喜んでるのです。
もう、熱い、暑い、教育現場があついっ!


わたしもとんでったやつをおっかけて、
ちょっとつまんでみたり。
おお、初体験、おもしろい、おおおおじたばたしてる。
おもしろいユニークな形してるな〜。


後からきいたのだが、
クワガタに指をはさまれるとすっごく痛いらしい。
とくにヒラタクワガタは、ガマンできないくらい痛いとか。
ははは、先にきかなくてよかったよ*2


それから、今日伺った小学校がいずれもとてもきれいだった。
麹町のほうは、区立なのだけど、広々としていて、
セキュリティシステムも万全。
木がふんだんにつかわれた廊下、教室、ほどよい空調。
区切りのないオープン教室。
こんな都会のど真ん中に、こんな小学校があったとは。
ウチの近所の小学校とは、ずいぶん違う*3
聖徳は歴史がありそうな、私立の学校。
やはりオープン教室で、使用されてる机と椅子は、
北欧から取り寄せて20年ほどたつもので、釘を一本も使ってないとか。
形もうつくしく、どっしりと大きめで、機能的なデザイン。
どちらも食堂に児童全員が揃って給食をいただく方式。
今日は、聖徳小学校の食堂*4で、
子どもたちといっしょに給食をいただきました。
おいしかった、よ。


カブトムシおじさんは、かなり精力的に子どもたちに喜んでもらおうと
活動されてる方のようでした。
久米絣にカブトムシの刺繍をほどこした、オリジナルネクタイ*5
かわいらしくて、似合ってらっしゃいました。


どちらの学校も、校長先生が率先して、
活動を奨励されていて、自らも動いてらして、
学校を、子どもたちがたのしく学習していける「場」にしよう、
という意欲が感じられました。


さて、あさって30日には、
そのおじさんの牧場に、久留米まで行ってきます。
今の時期は、カブトムシたちはサナギになっていて、
成虫になってるものもいるとか。
今年は水が少なく、暑いため、
例年より早いそうです。
た、たのしみだな……(ちょっとドキドキ…)

*1:のこぎりクワガタとヒラタクワガタ

*2:同行した編集のお兄さんは、しっかり挟まれて痛そうでした

*3:娘らの通ってた小学校は、少子化の影響もあり、廃校になるらしいです。校庭に栃の木があって、新宿方面が見渡せる眺めの良い小学校でしたが

*4:と、書いて「じきどう」と読むらしいです

*5:6本しか作られてナイ、とか