ベルリンの哲学

日時:2009年7月25日(土)15:00開演(14:15開場)
会場:石川県立音楽堂コンサートホール

リーダー&ヴァイオリン:安永 徹
独奏:市野あゆみ(ピアノ)
   藤井幹人(トランペット)

   加納律子オーボエ
   柳浦慎史(ファゴット
   ルドヴィート・カンタ(チェロ)
シューベルト   :交響曲 第5番 変ロ長調 D.485
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 op.35
ハイドン     :協奏交響曲 変ロ長調 Hob.穵-105



生演奏で、ショスタコのピアノコンチェルト1番聴いたのは初めて。
ピアノとトランペットの協奏曲、ということは知ってたが
それ以外は、全部弦楽器だったとは知らなかった。


コントラバス2台、ヴィオラ4台、チェロ4台、
セカンドヴァイオリン6台に、ファーストが8台、だったか。
トランペットとのかけあい、それぞれのソロ、
オーケストラも熱く、うなる。
とんではねて、笑ったり泣いたりしたくなるような、音楽。
見ても、聴いても、刺激的、な演奏。



コンマス&リーダーのヴァイオリンは、
長年ベルリンフィルコンマスを務めていた、安永さん。
先日見たドキュメンタリーにもしっかり登場されていたかた。
すばらしくしっかりとしたヴァイオリンの音色でした。
弦楽器のことはよくはわからないけれど、
右手、弓を扱う腕の動きもきびきびとしていて
魅力的。
背中の呼吸で、アンサンブル金沢を指揮しつつ、
演奏もされてました。


どういうつながりなのかはよく知らないが、
奥さんでもあるピアニスト、市野あゆみさんのお父さまと
わたしの母のおじさんが、旧来の知人とかで、
母の叔父夫妻もコンサートにいらしてて、
コンサート後の出口付近に、市野さんのご両親たちといっしょにいらした。
そこに、母が加わっていたので、
わたしと父もなんとなくいっしょにいたらば
終演後に、出ていらした市野さん&安永さんに遭遇。
安永徹さん、わたしのことを市野さんのご両親のご友人と思われたらしく、
「いつもお世話になってるようで……」とご挨拶(?)されてしまい、
焦った……こ、言葉とかけていただいてとても光栄でしたが
わ、わたし、じゃない、です、えっと……



安永さん、舞台上では大きな存在感でしたが
わりと小柄なかたで、またびっくり。
市野さんのピアノもとてもすばらしくりずみかるで
こころよかったです。
おふたりはその後、すぐにロビーでサイン会へ。
ご両親とゆっくり話す時間はなさそう。



市野さんのお母さまらしきかたが
「北海道にきていても、なかなか会えないんですよ……
こちらが草刈りしてても、手伝ってなんていえないですから…」と、
初対面のわたしに、ちらりと話されてました。



ハイドンの曲も、
ヴァイオリン、チェロ、オーボエファゴット、のための
コンチェルトという、ユニークな編成で
はじめて聴きましたが、楽しく変化にとんだ曲。
ハイドンって、いいな〜と、またまた実感。
バッハやモーツァルトにくらべたら地味? な存在かもしれないが
いやいや、どうして、すばらしい作曲家。
名曲ぞろい。
ドイツ国家も、ハイドン作。


これからも聴いてみたい、え、えっと弾いてもみたい……?
いや、モーツァルトもそうだが
ハイドン弾くと、ボロが出て、ぼろぼろになりそう、な。




夜、金沢でも花火。
港のほうであげてるらしい。
家にいたらば音がぼんぼんきこえてきて、たまらず、
裏の山へ、サンダルで走る。


大乗寺あたり、遠く街を見晴らすところで、後半鑑賞。
遠くだったけど、全体がよく見えて、きれいでした。
大乗寺の前の駐車場に、車で見に来てる家族連れもいて、楽しそう。
歩き、で かけのぼってきてたのは、わたしくらいだったな。
それも、ひとりで……でも、小さい子たちがわーわー歓声上げてるのをみてたら
うれしくなってきました。


山のふもとの小学校の体育館では
たくさんの人たちが集まって、盆踊りしてたよ。
なんか「金沢音頭」とかいうのが繰り返し鳴っていたような……
ローカルぅ〜〜