サントリーホールへ 庄司紗矢香&イタマール・ゴラン の リサイタルを聴きに行く

marik02009-01-14


シューベルト :ヴァイオリン・ソナチネ第3番 ト短調 op137-3、D408
ブロッホ :ヴァイオリン・ソナタ第1番


アヴナー・ドルマン :ヴァイオリンとピアノのためのソナタ2番(庄司紗矢香さんからの委嘱作*1品)
ベートーヴェン :ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 op.30-2

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ヴァイオリン 庄司紗矢香    ピアノ イタマール・ゴラン



まっすぐのびやかで 力強く響くうつくしい音色。
あんな細いカラダと腕から 
しなやかで強い音が どうやったら 出せるんだろう。


プログラムは、はじめて耳にするような曲ばかりのせいか
客席はクラシック好きそうな「おじさん」率がいつにも増して多かったような……


ゴランさんのピアノの音、みかけのガタイの大きさの割には
やさしくやわらかで、軽やかな音。
名手という感じで、どの曲もバッチリ、
ヴァイオリンの音色を際だたせていました。
彼のソロピアノも、聴いてみたくなりました。
いい人〜〜という雰囲気があふれていて
それも音に出ていたような。


アンコールの、愛の挨拶、の音色に
涙が
あふれてきた。
なんという 音だろう。


情熱的にたからかにうたいあげるというよりは
深く秘めた、強く激しい想いが 響く。
内面的な激しさが、ぴーんと、鳴り。
聴き手の、ココロの奥深くにまで、鳴り、記憶に刻まれる。



・参考までに、カジモト音楽事務所のツアーレポート↓
カジモト・イープラス インフォメーション: 庄司紗矢香 ツアー・レポート

*1:昨年7月に完成し、彼女に献呈される