ワーグナー トリスタンとイゾルデ

本日午後、めぐろパーシモンホールでの映像オペラ上映
メトロポリタン歌劇場の「トリスタンとイゾルデ」を見てきました。
いやあ……おもしろかったっ。
オペラっておもしろいんだなと再認識。
http://www.shochiku.co.jp/met/tristan/index.html




それにしても、あんなに何時間*1もえんえんと歌い続ける
ワーグナーオペラを歌いとおしてしまうオペラ歌手の ド迫力ったら。
ホンモノのオペラをちゃんとみようとしたら
えらいことお金かかっちゃうけど、
映像だと映画を見るくらいで、オペラ体験ができて よかった。
もっとみてみたい。
舞台裏映像や、ウラ話的インタビューもあって、それも面白い。



その他、印象に残ったこと 箇条書き
・トリスタン役の男性、髪型のせいもあってか、うつむいた顔が千代の富士っぽかった。
・イゾルデって、こんなに情熱的な女性だったんだ。激しい感情表現。怒り、愛の表現。やっぱ、肉を食べないと? 
・王様マルケの苦悩がみにしみた。いちばん信用している人に裏切られるのって、身を切られるようにつらいだろう。
・愛の狂気も表現されていて、奥深い内容の物語だとおもった。ラストのイゾルデの歌は、涙なしには聴けない。
・登場人物たちも、誰も極悪人はいない。自らの欲望に翻弄される、弱くて でも生命力あふれた(ある意味、過剰な)ひとたち。

*1:3幕あり、ほぼ4時間。まさに、マラソンランナーのような体力と、大ホールに響き渡る歌唱力と、表情豊かな演技力が求められる。世界中でワーグナーオペラの主役を、大劇場でやれる歌手は、10人くらいしかいないとか。