昨夜、川崎にノリントン&小菅優 を聴きに行く
ミューザ・川崎にて。
たのしいコンサートだった。
ピリオド奏法を駆使するオケの生音ははじめて。
ストレートだけど、きれいでつややかな音がする。
細部にまでよくていねいに手をいれられた音楽は、とても個性的で表情豊か。
ステージ裏っかわの席だったので、ノリントンさんがよ〜くみえました*1。
うう〜〜む、ふつうの指揮者の動きとは全然違う。
ときおり指揮棒をとめて、オケたちに音楽をゆだねたかとおもうと
ふいにくるりとある楽器たちのほうへと向かい、指揮棒を向ける。
たのしそ〜〜に笑うところなど、みていてコチラも笑いたくなる。
小菅優さんのピアノはとても、流れが心地いい。
オケとの掛け合いが絶妙な、ベートーヴェンピアノコンチェルト4番を
表情豊かに、弾ききってました*2。
アンコールに弾かれたグラナドスも、ながれのきれいな曲。
プログラム↓
サリヴァン:歌劇「近衛騎兵隊」 序曲
Arthur Seymour Sullivan: The Yeomen of the Guard - Overture
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58 / 小菅優
Ludwig van Beethoven: Concerto for Piano and Orchestra, No.4 in G major, op. 58
ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
Johannes Brahms: Symphony No.1 in C minor, op.68
ブラームスの交響曲一番、
なんども聴いてきた曲だが、とても新鮮で
楽器の音がクリアに主張しながら響き合っていた。
あんなにうつくしい2楽章は、はじめて。
フレーズのあちらこちらに、ゆたかなふくらみがあって
わきおこりとけあう。
それがとってもていねいに描かれていて、心地いい。
最終楽章では、なんども背中がじ〜〜んとしました。
カイカン〜! ブラボー〜! と叫ぶ勇気があれば叫んでみたかったっす。
ノリントン&シュトゥットガルト放送交響楽団で
すべてのブラームス交響曲を聴いてみたい、とおもった。
時間とお金に、よゆうがあれば……ですが。