昨夜、川崎にノリントン&小菅優 を聴きに行く

marik02008-02-09

ミューザ・川崎にて。
たのしいコンサートだった。
ピリオド奏法を駆使するオケの生音ははじめて。
ストレートだけど、きれいでつややかな音がする。
細部にまでよくていねいに手をいれられた音楽は、とても個性的で表情豊か。
ステージ裏っかわの席だったので、ノリントンさんがよ〜くみえました*1
うう〜〜む、ふつうの指揮者の動きとは全然違う。
ときおり指揮棒をとめて、オケたちに音楽をゆだねたかとおもうと
ふいにくるりとある楽器たちのほうへと向かい、指揮棒を向ける。
たのしそ〜〜に笑うところなど、みていてコチラも笑いたくなる。


小菅優さんのピアノはとても、流れが心地いい。
オケとの掛け合いが絶妙な、ベートーヴェンピアノコンチェルト4番を
表情豊かに、弾ききってました*2
アンコールに弾かれたグラナドスも、ながれのきれいな曲。


プログラム↓
サリヴァン:歌劇「近衛騎兵隊」 序曲
Arthur Seymour Sullivan: The Yeomen of the Guard - Overture
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58 / 小菅優
Ludwig van Beethoven: Concerto for Piano and Orchestra, No.4 in G major, op. 58
ブラームス交響曲 第1番 ハ短調 作品68
Johannes Brahms: Symphony No.1 in C minor, op.68




ブラームス交響曲一番、
なんども聴いてきた曲だが、とても新鮮で
楽器の音がクリアに主張しながら響き合っていた。
あんなにうつくしい2楽章は、はじめて。
フレーズのあちらこちらに、ゆたかなふくらみがあって
わきおこりとけあう。
それがとってもていねいに描かれていて、心地いい。
最終楽章では、なんども背中がじ〜〜んとしました。
イカン〜! ブラボー〜! と叫ぶ勇気があれば叫んでみたかったっす。


ノリントンシュトゥットガルト放送交響楽団
すべてのブラームス交響曲を聴いてみたい、とおもった。
時間とお金に、よゆうがあれば……ですが。

*1:1曲目、楽しくってノリノリになって身を乗り出して聴いてたらば、後ろのおねえさまに「みえません!」とちゅういされました……(^◇^;) こわかった

*2:2楽章終わり頃の、いちばんじ〜〜んとくるところで、軽やかに携帯ならすヒトがいて、あっちゃあ……でした。ドキドキ。ライブは常に何がおこるかわかりませ〜ん