N響&デュトワ 生「ラ・ヴァルス」最高〜〜!

今夜のN響は、大当たりでした。
アンデルジェフスキーさんのモーツァルト、そして
シマノフスキー交響曲4番*1
デュトワN響ラヴェル『スペイン狂詩曲』そして『ラ・ヴァルス』


生音を思う存分浴びて、
ラスト、音の洪水、花火、きらめき、思わず
どこかへいってしまいそうになりました。
ラ・ヴァルス、ってワルツ、舞曲なんだろうとおもうけど、
出だしから、なんというか、
すこし酔ってエロチックな感じ、
猥雑な感じが、N響からきこえてきて、ぞくぞく。
やっぱ、ウマイですね、それぞれのひとの技術がしっかりしてる。
揃うときは、ばっちり揃う。
デュトワさんの後ろ姿も、大きく揺れてダンスしてるみたい、かっこいい。
大きなカラダをリズムにあわせて、さらに大きく揺れ揺らす。
ときおり、左手をぐるんぐるんと回したり。


コンサート前、早めにいったら
1階入り口奥のコーナーで、
五重奏の演奏が聴けた。
今回は、新人(らしい)ホルン奏者さん*2の演奏で
モーツァルトのホルン五重奏が聴けました。
ホルンの音が、ぽわぽわして心地良い。
安定した音を、軽やかに出すのが難しい楽器。


それにしても、やはり
NHKホールはちょっと広すぎて、
後ろのほうの安い席は、ちょっとつらいものがあります。
席もきついし、隣のちょっと大きめの若者さん、つらそうだった。
ステージからの距離を感じるせいか、
周りのお客さんたちの緊張感も薄くて、
演奏中にバッグの開け閉めしたり、
プログラムを「パラパラ」めくったり、
双眼鏡でのぞいたり、それを貸し借りしたり……
まあ、いいんだけど。
もちょっと前のほうでききたかったよ、とくにモーツァルトは。
ピアノの音がストレートに響いてこない感じがしいました。


サントリーホールやすみだトリフォニー、オペラシティ、ミューズ川崎、
あたりで聴いてみたかった。
上記のホールなら、最後部の座席でもだいじょうぶだとおもう。

*1:全く知らなかったのですが、これってピアノコンチェルトのようです。すごく、音の響きがあちこちから湧いて響いて、重なり合う、カッコイイ曲でした。また聴いてみたい。アンデルジェフスキーさんの演奏も、ばっちりはまっていてかっこよかった。ソロコンサートがあったら、また聴きにいきたい…な…ああ、またさらに欲望が……(^◇^;) 

*2:テレビをみていていつもおもうけど、N響オケの人のなかには、いまふうのイケメンタイプがいない……(^^ゞ 都響や東京フィルには、茶髪やピアスの演奏者も見かけるけど……。N響のひとたちって、なんとなくだが、音楽家というよりは「鮨職人」「大工の親方さん」みたいなタイプが多いよ〜な気がするのは、わたしだけ? 今回ソロ吹いてた新人ホルン奏者さんも……イケメンというよりは……誠実なサラリーマンタイプに見えました。し、失礼(^◇^;)