雨降り雨降り雨が降る

夕方歩いて大久保へ
傘をさして、少し遠回りして行く。
どうも天然方向音痴。
ぐるりと回っていくと初めて通る路地裏に、軒先に花々。
雨に濡れて色も鮮やか。
ちょっと泣けてくるくらい。
傘で顔を隠していく。


K氏のお見舞い。
昨日急に具合が悪くなって、入院されたとか。
今日はずいぶん調子もよさそうで、たくさんしゃべった。
お見舞いにもらってた枇杷をむいたのを切って、
お箸で食べさせてあげたり、
冗談をいいあったり。
「個室の壁が白くて殺風景だね…絵でも飾ればいいのに」
「ふっふっふ、描いちゃおうか、びろうな痔*1の絵」
と、天井に絵を描くしぐさ。


帰り道、雨に濡れた枇杷の木に
たわわに実りつつある、枇杷の実。


夜になってもまだ、雨が降ってる。
もうすぐ、梅雨に入るのかな。

*1:彼は痔持ち