いい風が吹いていた

晴れて、南から風が吹いて
キモチのいい一日だった。
午後までずっとウチにこもって
イラストのラフを描いてた。
なかなか集中できない。
気分転換しながら、というより
気分転換のほうが時間がながいとおもう。


ラフをFAXで送信して
ごろんとベッドによこになって
部屋を吹き抜けてゆく風を感じながら
うとうとしてたらとてもシアワセな気持ちがした。
うっとりひととき…だからいとおしい。


夕方あてもなく外に出て、
近所をうろうろ。
ドトール*1にひさしぶりにいったら
ライターのAさん*2に会った。
Aさんはカタログハウスの編集お兄さんと打ち合わせ*3
いっしょに全国の混浴をめぐる旅連載をしようよ、と盛り上がる。
あはは……実現するといいけどね〜!


こんな日は、あてもなくどこかへ
行ってしまいたいな、とおもうけど
どこにいくあてもなく……。
夜は鶏肉カレーをつくった。
南風が、南の空気を運んでくる。
なまあたたかい風がすこし上空でひやされる。
そのときになにか、なつかしいようなせつないような感情が生まれる。
音の記憶や、思い出の情景が、運ばれてくるような気がする。


ちょっとピアノを弾いてみた。
ちっともうまくはひけないのだけど
ブラームスの間奏曲118の2番
なつかしくてせつなくて、やさくてちょっと苦しい
そんな感情を、想い出す。

*1:おやつにイチゴショートケーキとコーヒー……太る

*2:確か昭和13年生まれの、私の母と同じ年のオジサマ

*3:全国の名画座をたどる連載をされてる