チャイコフスキーの交響曲5番

チャイ5、最高〜!


きのういただいた読売日響のコンサート、いきました。
池袋の芸術劇場。
ここは、建物にたどりついてから
3階の席にたどりつくまで、
5分はかかります。
一階から入り口までのエスカレーターが長い……。
コンサートに行かれるかたは、
ぎりぎりまにあった! とおもってもそこから先がながいんで
余裕をもって。


曲目は、
ショパンのピアノコンチェルト第1番と
チャイコフスキー交響曲5番。
どちらもダイスキな曲だ。

ショパンのほうは、
以前ブーニンの演奏やアルゲリチの演奏をCDとテープでよく聴いてた。
最近では、ポリーニのものも*1
さて、ピアニストくんは、17歳。
なんでもショパンコンクールで2位になったことのある
タチアナ・シェバノワさんの息子さんで、父親もピアニストとか。
名前はスタニスラフ・ジェヴィツキ。
う〜〜ん、若い。うまい。けど
ちっとも面白くない*2


ほら、そこはもっとはじけて! とか
メロディーをもっと……とか。
音色はきれいなんだけど、
技術的にはウマイんだけど、
ものたりなかったです。
思い入れがたぶんありすぎるんだな。
個性的ピアニストの演奏を聴きすぎてるせいもあります。
若いんだからもっとはじけて! きみならできる!
と応援しながらきいてました。*3


確か、記憶違いでなければ、
お母さんのタチアナさんの演奏を
過去に聴きにいったことがあるのだけど、
その時も「う〜〜ん、退屈……」と
ショパン舟歌の演奏中に、眠くなってしまった覚えがあります。
きれいでうまいだけの演奏には、はいりこめない。


後半のチャイ5は、最高〜!でした。
指揮はアレクサンドル・ラザレフさん。
この曲のもつ面白さ、魅力を存分に生かした演奏。
初めから最後まで、変化にとんでいて、わくわくドキドキ。
カラダ全体をつかった指揮に、
オーケストラのひとたちも全力で答えているようでした。
色彩にあふれ、リズムにゆられ、快感、のチャイ5。
いい曲だな……


このヒトの指揮、これからもまた
いろいろ聴いてみたいです。
ライブ演奏で聴いてみたい……。
アンコールに白鳥の湖のなかから
4羽の白鳥が踊るところの曲*4
を指揮してくれたのですが、
曲に合わせて両手を鳥みたいにヒラヒラしてみたり
ちょいっと客席をふりかえってみたり
サービス精神旺盛。
そして、はっとするような音が
コントラバスからパッとはじけるようにきこえたり、
チャーミングで魅力的。
ラストはエンディングの和音に合わせてくるっとこちらをむき
一礼。
客席をわかせてました。


はあ〜〜タメイキ。

*1:ポゴレリチでは、確か2番しかきいたことがない

*2:帰りがけに、もえに「ピアノどうだった? と訊いてみたら「フツー」と答えた。ど、同感。

*3:あ〜えらそう…^_^;

*4:なんてタイトルだったか忘れた