かなしい頭蓋骨

かなしい頭蓋骨
つつんでいる笑顔
だきしめて
眠る


ひとつめざめるたび
ひとつ 死んでいく


なにが欲しいのかさえ
わからないのだけど
欲望はこんこんと限りなく湧き
生きていく


カラダをあたためつづけてる
エネルギーは
燃えつづけ


さびしいてのひら
ひらひらひるがえし


だきしめたい欲望を
もてあそび
もてあそばれながら


ひとりで眠る
夢さえみない