上野の東京芸術大学奏楽堂へ 藝大フィルハーモニアの演奏を聴きに行く。

http://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/info/20081017.html
指揮は高関健さん
プログラムは モーツァルトヴァイオリンコンチェルト4番 ニ長調kv218
ヴァイオリンソロ 山田麻実*1さん
ショスタコーヴィチ 交響曲第8番 ハ短調作品65


開演前に入り口ホワイエで、ヴィオラのカルテットを演奏。
ヴァンツィアール*2というヒトの、ノクターンヴィオラ*3がオリジナル)
暖かく柔らかなヴィオラの音色が、うつくしい曲。


たまたまネットで
ショスタコーヴィチ交響曲を生演奏で聴きたいな…」と思って
探してみたら このコンサートを発見。
芸大の冠がついてるオケだから、学生オケなのかな……などと
何にも知らずに ゆうなを誘って聴きにいった。
チケット代も2000円と、安めな価格。
芸大の学生だからきっとみんなうまいんだろうな、とかなんとかキタイしつつ。


そしたら、……学生じゃなかった。
むしろバリバリの、プロ集団!
芸大出身の人たちなのだろう、
プロで活躍されてる人たちが集って結成されてる、歴史あるオケストラのようで
う、うまい。
弦の音もきれい……指揮者さんも、後で気付いたけど
札幌交響楽団も指揮されてるひとで、以前聴きにいったドビュッシー、とてもよかったっけ。


前半、ヴァイオリンコンチェルト、モーツァルト
軽やか、でまっすぐきれいにのびるヴァイオリンの音色が心地良い。
ああ、最近モーツァルト漬け(?)になってるアタマによく響きます。
らららららららら音階にアルペジオ、すいっとかけのぼりおりてトリルるるるる。
ちゃんちゃ、ちゃんっ。


後半、ショスタコ、す、すごい音楽でした。
圧倒的な音楽を、ばりばり、リズムも確かに、再現表現されていて
聴き応え120%。
ああ、聴きに来てよかった。
よく響くホールいっぱいに、ショスタコがあふれて 魂があふれて 感動の坩堝*4
狂躁の音楽に揺られて、どこかとおくへと行ってしまいそうになりましたよ。
全席自由だったので、とても良い席で聴け、
これで2000円は、絶対にお得でした。
芸大フィルハーモニア、要チェックです。
http://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/index.html



来日オケに何万円も払うよりは
芸大フィルの演奏を何十回も聴く方がいいよね〜と
また聴きにきたいね〜 学生オケも聴いてみたいね と
さらに音楽欲望がふくらんでゆく。
東京での演奏をアレコレ聴けるのもあとすこし、かな。
いま現金金欠でキビシイけれど
節約倹約して、できるだけきいていきたい……♪


今月、シプリアン・カツァリスを聴きにいく予定。
さあて、明日から
段取りよく……仕事やらアレコレやら……進めていかねば。

*1:芸大2年生

*2:ボヘミア生まれ。ブラームスと同時代の作曲家らしい

*3:ヴィオラだけのためのカルテットはめずらしいです。初めて聴きました。ヴィオラ用にアレンジされた曲はありますが、オリジナル曲はほんとにめずらしいようです

*4:モーツァルトショスタコーヴィチ、遠いようでとても近いような気がする、ふたりの音楽