田部京子さんのピアノ&カルミナ・カルテットで シューマンを聴く

夜 浜離宮朝日ホールへ。 


惚れなおしました、シューマン
田部さんのピアノも、まっすぐ音楽を表現されていて
惚れました。
シューマンの心の奥に秘めた情熱的な歌が、
ハーモニーのなかから、きこえてくるような。


田部京子 ピアノリサイタル 「第2章 シューマンの魂にせまる鍵盤×弦」
http://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/detail.asp?id=1108&month=6



田部京子 ピアノ
カルミナ四重奏団:マチアス・エンデルレ(Vn)、スザンヌ・フランク(Vn) 、ウェンディ・チャンプニー(Va) 、シュテファン・ゲルナー(Vc)



プログラム: シューマン:ノベレッテ1番ヘ長調 作品21-1 
        交響的練習曲 (遺作付き ) op.13
        シューマンピアノ五重奏曲変ホ長調 op.44
アンコール   ピアノ五重奏から、3楽章をもういちど演奏されました♪


以前、間違えて買ってしまったCDがあり、
ゴルドベルグ変奏曲のサクソフォン版とおもって買って
帰って開けて聴いてみたら、なぜかモーツァルトのカルテットが……ということがあった。
交換しようかとおもったが、そのモーツァルトの演奏がとても良くて
じっくり聴きとおした。
そのときの演奏が、カルミナ・カルテット。
音が合わさったときの、のびやかな響き、疾走感がすばらしくて お気に入りに。
それ以来、生演奏を聴いてみたいとおもってた。


今回、田部京子さんのコンサートのために、来日すると知り、
聴きに行くことに。
田部さんのピアノは、NHKの番組でいちど連弾演奏を聴き、
しっかりしたいい音を響かせるひとだな〜と、惹かれるものがありました。


今夜の演奏会、
前半はシューマンピアノ曲、後半はピアノ五重奏。
どちらも 期待以上にたのしくて すばらしかった*1


カルミナ・カルテットさん、
それぞれの弦の音は、歌いすぎず、抑制がきいていて
呼吸がぴったり、
音があわさったときの、響き、抑揚、ゆれがとても心地よくかった。
わくわくどきどき〜の疾走感もあり。


チェロのもじゃもじゃあたまのヒゲのオジサマの
なんともいえないキャラに、個人的に注目……。
シューマン3楽章で
譜めくりしそこなって、弓でめくりなおしたシーンあり。
アンコールで、またその3楽章だけを演奏したのだけど、
また、同じ箇所でおなじようにめくりなおしてたのが、ツボ……(なにみてんだか)

↑サインをされてる田部さん&チェリストのおじさま……♪


お客さんの年齢層は、高め。
10代の子はほんの数名、50歳以上多し。
男性のほうが多く、7〜8割は男性だったような。


終演後、サイン会あり。
ふとみると、辻井伸行さんが
お母さんとごいっしょにいらしてました。
ちょっと照れくさそうにしてらして、かわいい〜〜♪

*1:とくに、交響的練習曲は、シューマンピアノ曲のなかでもとくにスキな曲。ポゴレリチの演奏CDもあり。