エリザベート王妃国際コンクール、優勝者のロシアのピアニスト、アンナ・ヴィニツカヤさんのピアノを聴きに行きました。
さすが、ど迫力の演奏、タッチ、技術。
音も粒ぞろいで、きれい。
曲目は、
J.S.バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ ニ短調
ラヴェル:夜のガスパール
・・・
メトネル:忘れられた調べ 第1集 Op.38 イ短調
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 Op.36 変ロ短調
どれもこれも、難曲揃い。
それを、弾きこなしてしまう、彼女は
とても色白、きれいな24歳。
アンコールに、ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌ
それと、バッハ=シロティ プレリュード
すごいなあ、と圧倒されて聴いてたのだけど、
途中で、なんとなく、なにか物足りない気がしてきた。
きれいな音、音色に、もっともっとアレコレ欲しい気がした。
きっとこれから、獲得していくのだろう。
あああ、こんな感想をかくのはものすごく、おこがましすぎてきがひけるのだけど。
もっと、もっとすごい「音楽」を
彼女に期待してしまっていたのでした。
ネットで観戦(エリザベート王妃国際コンクール)してたとき*1の
プロコフィエフピアノ協奏曲2番には、圧倒されたっけ。
のりにのったときの、彼女の演奏は
光り輝いていました。
これからもっと、多彩に輝いていくことでしょう。
ときおり、ピアノのまえでみせた
獲物をとらえようとする、猛禽類のような表情が
うつくしかった。