昨夜、朝日カルチャーセンター(新宿)でピアニスト、ヴァレリー・アファナシェフ氏の講義を受けてきました。

テーマは、作曲家マルティノフの「レクイエム」


アファナシェフさん、黒のタートルネックに黒いズボン。
髪は、白髪交じりのブロンド、瞳はブルー。
シャイな表情、顔色はきれいなピンク。
アタマが大きくて、表情によってできるおでこのたくさんの皺がキュート。


話し方も誠実で、言葉を大切にしている印象。
とはいえ、英語でのトーク内容はさっぱり聞き取れませんでしたが。


マルティノフの音楽について書かれたエッセイを
アファナシェフ氏ご自身が朗読(通訳付きで)されたあとに、
その「レクイエム」を聴いた。


声の合唱と、弦楽演奏による、長調のレクイエム。
響きと音の流れがうつくしく、変化し、うつろっていく。
歌詞が「レクイエム」じゃなかったら、そうとはわからないだろう。
民族音楽のような、クリアな弦楽奏の、シンプルな響きとリズムの底に
ひそやかな かなしみがおりたたまれている。
だからこそ そこいらじゅうに よろこびのいろがいっそう満ちているような。


あたらしい音楽を聴くことができてよかった。
そして間近で、アファナシェフさんをみることもできて。
とてもキュート(って、失礼?)で魅力的な、紳士(変わりものっぽいけど)。


講義のあと、トイレ寄って出てきたらば
下りのエレベーターで、
アファナシェフさんご一行と一緒になりました。
うわあい、ちょいとワクワク度アップ〜〜


金沢での、イベントの翌日に
東京でアファナシェフ氏の講座を受講……
なかなか、濃い、毎日だなあ。


来月の7日に、オペラシティでコンサートあります。
↓チラシの写真は、ちょっとコワイ顔だけど、意外と親しみやすそうな感じの人でした。
ヴァレリー・アファナシェフ ピアノリサイタル オール シューマン・プログラム