アコーディオン による ゴルドベルグ変奏曲をききにいく

marik02007-09-25

すみだトリフォニーホールへ。
http://www.triphony.com/concert/detail.php?pid=976&sch_date=200709



ミカ・ヴァユリネン(男性・フィンランド
J.S.バッハゴルトベルク変奏曲 ト長調 BWV988



金髪の長身、1967年生まれ。
黒スーツがよく似合います。


アコーディオンは、右も左もすべてボタン!
それぞれ……おそらく120個ずつくらいあるだろうか。
あんなにたくさんある小さな…爪の先ほどのサイズのボタンを
さらさらさらと指でなでるように、音を奏でる。


ささやくような、ハーモニカの音色のようなおとから
パイプオルガンのような輝かしい音まで。
ちょうどアコーディオン上部(顎の下)に、スイッチボタンが5〜6個あって
それを、くいっと顎で押すと、がらりっと音色が変化するようでした。
繰り返しのときに、変化させたり。
第14変奏(速い曲)では、弾きながら何度も顎スイッチを押して、
曲想に変化をつけてた。


ただでさえ難曲、左手右手、それぞれがかけぬける。
蛇腹(ふいご?)で、音量リズムをコントロールしつつ、さらに顎技(?)……


うっとりする、空気ふるわす、金糸のような音色。
宝箱に入れて、持って帰りたい……
ゆれる、音楽。
もっとそばによって 何度もくりかえし きいてみたい。


すばらしい ライブ演奏でした。
この曲を、あんなふうにアコーディオンで弾けるのは
世界で彼くらいしかいないんじゃないだろか。
(世界は広いから、他にもいるかもですけど)


ゴルドベルグ変奏曲の魅力がさらにひろがり、感じられる音楽でした。


ユーチューブに、いろいろ演奏がっ。
→ Mika Vayrynenシャコンヌや、ペトリョーシカも……すごいです)


キラキラ星変奏曲↓





リベルタンゴ ピアソラ……すばらしすぎます。絶句↓