おんがく

浜離宮朝日ホールに、
三浦友里枝さんのピアノを聴きに行く*1
http://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/detail.asp?id=827&month=4


しんのしっかりした、音楽。
コレルリの主題によるラフマニノフの変奏曲。
音がまっすぐ、とどく。
音楽のうたが、きれいに、そのままのかたちできこえてくる。


前のほうの席だったので
弾いてるときの手はみえなかったのだけど、
小柄なからだに、ほっそりとした手。
それでも弾いてるときの腕の筋肉は
きびきびと、ゆるぎない。
運動選手のような、俊敏な動き。


休憩のときに、発売したてだというショパンエチュード作品10の入ったCDを買う。
後半のプログラムはショパンえちゅーど。
どうやったらあの手で、あのからだで
あのような演奏が、しっかりとした音がだせるんだろう……


終演後、サイン会の列に並ぶ。
サインがほしいというよりは、あの「手」に触れてみたかったから……
ドキドキしつつ、サインしてもらうときについ
「かわいらしい手、ですね」と言うと
「手が小さいのですよ〜」とのお返事。
思わず「勇気づけられます、ありがとうございます」と言ってから
彼女のしろくて細い指、の左手を、
両手で触らせてもらった……*2
すっぽりとわたしの小さな手のひらにおさまる、その感触は
爪のかたちも、たぶん長年の練習のためだろうか、
トウシューズを履いて小さな爪に変形したプリマの足先みたいな、乾いた感触。


さわらせてもらって、ありがとう……*3




夜は今度は上野の芸大奏楽堂で
現代音楽を、芸大オケ&若杉弘さんの指揮で聴きました*4
http://www.geidai.ac.jp/facilities/sogakudou/info/20070419.html



はじめて、芸大奏楽堂に入った。
きれいな、贅沢なつくりのホール。
良く響くホール。
現代音楽は、あまり積極的に聴くことはなかったのだけど、
いろんな響き、情景が浮かんできて、おもしろかった。
池内友次郎さんというヒトの、交響的二楽章という曲
はじめて聴いたのだけど、雄大な歌が感じられました。
演奏される機会もほとんどないらしいのは、もったいない〜
せっかく面白いコンサートなのに、あまり宣伝してなさそうなのも、ちょっともったいない気がしました。


さ、さて、たまたま
昼と夜とにコンサート。
明日からゴールデンウィークにかけては
しっかりと、本業に励みます! ともっ!(ほんとかっ?)

*1:ラフマニノフコレルリの主題による変奏曲 / ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ / ショパンエチュード作品10全曲/ アンコールにショパンの幻想即興曲

*2:ちょっと、ビミョウに退いた表情が浮かんでました、ごめんなさいっ

*3:ほとんんど無理矢理でした……

*4:池内友次郎・交響的二楽章 /北條美香代・春のあをさにーソプラノとオーケストラのための /澁谷由香・オーケストラル・ディプティック /野田暉行・カーナバル