マリス・ヤンソンス指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 @ミューザ川崎

午後6時開演。
もえもえと行ってきました。
曲目は、ベートーヴェンのエグモント序曲
ベートーヴェン交響曲第8番
ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界」


アンコールにブラームスハンガリー舞曲6番
ドヴォルザークのスラブ舞曲72-2(だったかな)


すばらしい演奏でした*1
安い席*2だけど、ヤンソンス氏の表情がよくみえるステージ裏の席。
ミューザ川崎は、どの席もステージに向かっていて、
円形劇場のよう。
音もよくきこえてくる。
お安い席で、たとえばNHKホールのS席並の音。
おすすめです!


ヤンソンスさんの指揮がうつくしくて
みほれてしまう。
表情もゆたかで、
その表情の変化に、オーケストラたちも見事に答えていました。


そしてまるで、彼自身から音がきこえてくるような、
すばらしい音楽。
ときおり指揮する腕を止めて、
音の流れをオーケストラにゆだねている。
指揮者と、オーケストラと、音楽が一体化。
間のとりかたもすばらしくて、息をのみました。
静寂がうつくしかった。


コトバでは語りつくせません。
しあわせな時間。
終わってしまうのが、本当にザンネンでなりませんでした。


印象的なシーンはたくさんあったのだけど、ひとつだけ。
新世界のラストの、最後のハーモニー、
少しずつ少しずつ、オーケストラの音のひとつひとつを
てのひらで、ろうそくの火を消すように、
消していく。


すっかり音が消えた後、大きな感動がわきおこりました。

*1:エグモント冒頭の一音から、その響きに魅了されました。気付いたらうるうると……

*2:ひとり4000円。超一流の指揮者&来日海外オケをこの値段で聴けるのは、めったにナイ機会。ありがとう、川崎市(^o^)