イアン・ボストリッジ コンサート

コンサート続きでもうしわけない……*1
が、行ってきました所沢ミューズ。
テレビで、ひとり芝居風に歌う姿を観て以来、
聴いてみたかった、テノール歌手。


細くって背の高いヒト。
あの体のどこから、あんな美声が……っ
ささやくようなピアニッシモも、すうっときれいに伸びてくる。
オペラ歌手のように真っ正面向いて歌い上げるタイプではない。
うつむき加減に、独白のように。
なんときれいな声、まるで大天使ミカエルのような(聴いたことあるんかい〜? 単なるイメージです)
あまりにキレイすぎて、眠気が……っ。
睡魔がっ。
曲目は、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」。
休憩なしで、歌い続ける。
とちゅう、ちょっと水を飲んだり。


ああ、さすがシューベルト、子守歌みたいに〜〜ゆれる〜〜
水車が、こっとんこっとん、揺れるぅ〜


はっ、なんとか持ちこたえましたが。
ラストの2曲は、すばらしく美しいメロディで
しみじみと聴き入りました。


まっすぐ、天からふりそそぐ、テノール



コンサート後、CD購入者のサイン会ありましたが、
今回はパス。
長〜い足を窮屈そうにテーブルの下に折りたたんで
サインをしてるボストリッジさんは、
チラシにあるように「貴公子」*2という風情でした。

*1:だって、チケット買うのは数ヶ月前だしぃ〜たまたま続いちゃったのだしぃ〜 年末進行と重なるなって予想できなかったんだしぃ〜

*2:イギリスが生んだ「リートの貴公子」だそうです