ぶらぶら休日

朝10時からのコンサート。
カール・ライスターさんソロのモーツァルトクラリネットコンチェルトを聴きに行く。
熱狂の日』イベントのひとつ。
ゼロ歳からのコンサートということで
赤ちゃん連れもいっぱい……こ、これは……。
いやあ、なかなかすごいコンサートでした。
ライスターさんのクラリネット
一点の曇りも翳りもない、澄み切った音色。
き、きれいすぎます。
会場ではあちらこちらで赤ちゃんの泣き声。
小さい子達にじっとしてろってのがムリ。
まるで、あちこちでさまざまな蛙たちが鳴きしきる沼で
天から降ってくる極上のクラリネットを聴いてるような。
面白かったです。
子どもぎらいの人には耐えられない状況だったろうな。
演奏後、ライスターさんはメモを見ながら日本語でご挨拶。
サービス精神旺盛の、豊かな人という印象。
いっしょに行ったゆうなと
「もういっぺん、ちゃんと、聴きたいね〜」と言い合いました。


その後、東京駅地下の「ぼてじゅう」でお好み焼きを食べ、
ゆうなは早稲田へクラの練習に行く。
わたしは銀座方面へぶらぶら。
夕方、もういっかいコンサートを予約してたので、時間つぶし。
すっかりどっぷり休日を満喫……連休明けがちょいと怖いな。
日射しも暑く、上着を脱ぐ。
銀座も人たちでいっぱい。
道端でジャズ演奏や大道芸をやってた。
ふらふら一人歩き……なんとも気持ちイイ。


3時頃、東京フォーラム会場に歩いて戻り、
無料演奏会のコーナーへ。
たまたま、台湾からやってきたという長栄オケストラの演奏が聴けた。
平均年齢約30歳という、若いオケらしい。
指揮者はなかなかきれいな女性、かっこよかった。
モーツァルト交響曲40番の演奏。
弦がきれい。
名曲だな……。
クラリネットコンチェルトも名曲……2楽章にはじ〜んとする。


夕方5時半からは、
モーツァルトの2台のピアノのためのコンチェルト&3台のピアノのためのコンチェルト。
なかなか、これを生演奏で聴ける機会はない。
2台のほうは、ボリス・ベレゾフスキー&エヴリン・ベレゾフスキー(15歳!?)
3台のほうは、ボリス&ニコライ・ルガンスキー&アレクサンドル・メルニコフ
オケはトウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ*1
いやあ、よかった、よかった。
3台のほうは、鍵盤が見えず、いったい誰がどこを弾いてるのやら〜? でしたが、
弾くときにカラダが揺れるのでなんとか……*2
ボリスさんは繊細でキラキラした印象。
ルガンスキーさんは、艶やかなタッチ。
アレクサンドルさんは、まっすぐで粒のきれいな音。
私感です。
とくに、初耳のアレクサンドルさんの演奏を
もっと聴いてみたいとおもいました。
好み……の……タイプ……かも……*3……。

演奏後のステージ。真ん中にグランドピアノが3つ並んでます。

*1:午前中のコンチェルトも、このオケでした

*2:しかし、ボリスさんはあまり動かないので判別が難しかった

*3:ああ、またお気に入りピアニストをこれ以上増やしてどうするんじゃ