久喜へ取材に

埼玉県の久喜へ取材に出かけた。
小中学校14校の給食をつくってる給食センター
衛生管理が徹底されていた。
わたしも作る過程を見学させていただいたのだけど
学生の社会科見学みたいで面白かった。
紙製マスク、帽子にうわっぱり、専用の靴もお借りして
完全防備で作業室へ。
ちっちゃなコロコロでゴミをとり
エアシャワーをあびて
念入りに手荒いしてから中へ。


なかはサウナのように暑い。
温度は30度以上、湿度も高い。
そのなかで数十人のひとたちが働く。
大釜をかきまぜたり、ぶどうの数を数えて分けたり。
ちょっと歩くと頭がぼうっとしてくる。
給食づくりの工程はほとんど機械化されてるとはいえ、
働く人々はかなりの肉体労働。
ひとつひとつ丁寧に皮をむいたり切ったり洗ったり。
盛りつけて運ばれて、厳密にチェックされ数を数えられている。
こ、これはタイヘンなお仕事。
小中学生のみなさん、給食は全部残さず食べましょうね。


見てるだけでも汗がだらだら。
ううむ、痩せそう。
しかし、お昼にしっかり二食分の給食*1をいただいてしまいましたが。


防備服(?)を脱いでお昼をいただいたあと、
トイレにいったのだけど、
用を足して手もキレイに洗って出ようとしたら、
入り口の、ドアが開かない!
自動ドアの内側から出ようとしても
うんともすんとも……上についてるセンサーの赤い光が
ちかちか着いたり消えたりしてるだけ。


焦ってふとヨコを見ると呼び鈴がある。
ピンポ〜ンと押したら女性事務の若いヒトが助けてくれた。
「手洗いの過程を、全部ちゃんとしないと、ココは出られないんですよ」
ほえ〜〜っびっくり。
手洗いも全自動になっていた。
手を差し出して石けんを受け、
丁寧にゴシゴシして、水でよ〜く洗い、温風で乾かした、まではよかったのだけど
最後にアルコール消毒液をプシュッと手に拭きかける機械をパスしちゃったため
出られなくなってしまったようです。
だって、なんだかよくわからない箱だったから……。
食品を扱う会社にはよくあるトイレ方式らしいですけど、
一般ピープルには難しかったです。
呼び鈴は必須アイテムですね。
きっと多くのお客人が閉じこめられたことでしょう……


帰りの久喜駅前は、台風の影響でかなりの強風。
おとりよりの女性は、立ってるのがやっとの様子。

*1:7000食を同種類つくるのはタイヘンなので、2種類の給食をつくっている