それから吉祥寺へ

夜、三鷹に行く予定だったので
その前に、と今度は吉祥寺へ行った。
サンロードをひさしぶりに歩く。
いつもヒトでいっぱいだ。
西友デパートまで行ってなかをちょろっと歩いて
ひきかえしてきた。
昔国立に住んでいた頃、
子どもらが小さかった頃、
買い物に吉祥寺に来ると
西友によく寄ったものだったけど、
あれから10年以上たってひさしぶりにはいってみたら
なんだかすごく殺風景で活気がなくなってた。


ロフトを通り過ぎる。
おっと、時計やさんがあったのでちょっとよる。
修理代が表にかいてあった。
で、電池交換が1525円!? た、高いな。
だって、持ってきた時計のひとつは
1000円で買ったんだよ。
電池のほうが高いなんてなんだか解せない。
ここは通り抜けていく。


うろうろ歩いて駅に向かったら
パルコへいく途中の路地に
「街の時計修理屋さん」の看板。
2階へ上ってみたら
小さな時計屋さんの窓側に
職人風のおじさんがいらした。


もえの誕生日に買った時計をいっこさしだす。
止まったまんま置いてあったものだ。
「……電池いれてもコレ動かないよ」という。
「え? ……壊れてるんですか? もう?」
「中をなおさないと」と返される。
ううむ、困った。
もういっこ黒い数字の文字盤の1000円時計を差し出す。
「では、こっちを……」
……「コレは動くよ」
ほっとしてついひとこと
「あした娘が受験なので、腕時計が必要になったんですよ、よかった〜」
「え? そんな大事な…」ちょっと驚かれる。
お値段はちょうど1000円。
ロフトより安い。
ポイントカードと、サービスのボールペンをいただいた。
ちょっとうれしかった。


いま、若いコたちは
携帯で時間をみるので
あまり腕時計をしてる子がいない、ともえがいってた。
街の時計屋さんも、経営タイヘンなんだろうか。